採用メディア発信サイト

人のこと

元・数字ドリブン営業が語る「承認されるためだけに働くのをやめた日」──キャリア迷子から組織コンサルへの転身ストーリー

キャリアのモヤモヤ , 人材・組織開発 , 価値観の棚卸し , 対話型コミュニケーション , 自己承認

2026.07.29

「数字は勝っているのに、なぜか満たされない」毎日

前職は、いわゆる数字ドリブンな営業。
四半期ごとのノルマ、毎日の架電件数、提案数、受注率。どれも悪くなく、表彰も何度か経験しました。それでも、夜ひとりになると「この仕事、誰の何を変えているんだろう?」という虚しさが消えませんでした。
評価されるために案件を積み上げている感覚が強く、「自分が本当に大事にしたいこと」と「求められるKPI」のズレが広がるほど、成果が出るほど、心がすり減っていく。そんな矛盾した状態が続いていました。

「働く=自己承認の装置」だと気づいたきっかけ

転機は、あるクライアント企業の担当者からの一言でした。
「君は、この提案のどこにワクワクしてるの?」と聞かれ、うまく答えられなかったんです。
そこから、なぜ自分は結果が出ないと不安で仕方ないのか、なぜ上司からの評価に過剰に反応してしまうのかを深掘りしました。
見えてきたのは、「売上=自分の価値」という思い込みに縛られていた自分の姿。働くことが、いつのまにか「自己否定を避けるための装置」になっていた。それを「可能性に気づいていく自己承認の装置」に変えたいと、強く思うようになりました。

転職を決めるまでにやった「3つの準備」

いきなり辞める勇気はなかったので、以下の3つから始めました。

  • 価値観の棚卸し:仕事で嬉しかった瞬間・モヤモヤした瞬間をノートに書き出し、「お金・評価より、成長や変化に関わることが好き」だと整理
  • 対話の練習:同僚や友人と「なぜこの仕事を選んだのか」を語り合う場を自分で企画し、本音で話す経験を増やした
  • 副業・勉強:組織開発やコーチングの書籍・講座に投資し、小さなワークショップを試しながら、「人が変わる瞬間」に触れる機会をつくった

このプロセスの中で、「営業スキルより、人の可能性に向き合うことにエネルギーが湧く自分」に腹落ちしていきました。

トゥモローリンクに入って感じたギャップとリアル

トゥモローリンクに入社して驚いたのは、「売上」と「志」の両方を、本気で同じテーブルに載せて話していることでした。
研修プログラム「MEZAME」では、クライアントの社員一人ひとりの「Will(何がしたいのか)」を徹底的に対話で引き出します。
一方で、現場では当然ながらタフな場面もあります。「忙しいのに、研修なんて…」という声もある。それでも、経営者の思いと現場の本音をつなぎ、「なぜやるのか」を一緒に言語化していく中で、ふと誰かの表情が変わる瞬間がある。そのとき、「働くって、やっぱり人を変える力がある」と実感します。

モヤモヤ期のあなたに試してほしい3つのセルフワーク

同じようにキャリアに迷っている人には、次のセルフワークを勧めています。

  • ①感情ログをつける
    1週間、仕事中に「嬉しい/しんどい」と感じたタイミングと理由をメモする。パターンが見えてきます。
  • ②「もし評価がなくてもやりたいこと」を10個書く
    お金も肩書も関係ない前提で、純粋にやりたいことを出してみる。
  • ③信頼できる人と、自分の物語を話してみる
    転職相談ではなく、「なぜ今の自分になったか」を丁寧に語ってみる。相手の質問が、思い込みをほどいてくれます。

どれも今日からひとりで始められますが、続けるほど「自分が何に前向きになれるか」がクリアになっていきます。

トゥモローリンクの選考で大事にしている“思い”

トゥモローリンクが選考で見ているのは、スキルだけではありません。特に大切にしているのは、次のような思いです。

  • 成果主義の現場も、人・組織の痛みも「どちらもわかる」視点を持っているか
  • 「働くをもっと前向きにしたい」という願いが、自分自身の物語と結びついているか
  • 対話で本音を引き出し、対立も含めて「変化の材料」として扱えるか
  • トップの志を現場の行動に翻訳し、変化が起こるところまで伴走したいと思えるか

もし、今のモヤモヤが「もっと前向きな働くを、自分からつくりたい」という感覚に近いなら、その思い自体が次のキャリアのヒントになります。自分の働き方を問い直すところから、組織を変える仕事は始まっていきます。