「数字でしか褒められない」営業時代のモヤモヤ
前職は、いわゆる“数字ゴリゴリ”の営業。人材・SaaS・広告など、どの業界でもKPIとノルマがすべてで、「今月いくら積み増せる?」が会話の8割でした。結果は出していたし、インセンも悪くない。けれど、評価されるのは「今月の実績」だけで、プロセスやチームへの貢献はほぼノーカウント。
だんだん「数字を守る自分」と「本当は人や組織の可能性を伸ばしたい自分」が分裂していき、「このままいくと、結果は残るけど、自分がすり減るな」と感じ始めました。
「承認がしんどい組織」と「承認が回り出す組織」の違い
当時一番きつかったのは、「承認」がいつも一発勝負だったことです。
・目標を達成したときだけ褒められる
・未達なら「もっとやれ」で終わる
・上司と本音で話す場がない
だから自己肯定感は数字と連動し、月末の数字次第で自分の価値が上下していました。
一方、いくつかの「いい会社」を見ると、対話を通じて
・意味と数字の両方を話している
・役割ごとの貢献を認め合っている
・失敗も学びとして扱う
という「承認の仕組み」がありました。そこに強い違和感と憧れを覚えたのが、転職の出発点です。
トゥモローリンクとの出会い:「はたらくがもっともっと前向きに」
そんなときに出会ったのが、株式会社トゥモローリンクのビジョン「はたらくがもっともっと前向きに」。
「採用が未来を切り開き、職場環境が個人の成長を促す」というミッションを聞いたとき、「あ、自分がモヤモヤしていたのは“数字だけの承認”だったんだ」と腹落ちしました。
代表の渡邊が語るのは、「働くことには、人を変える力がある」という、自身の原体験。その話を聞きながら、「成果を追うのは前提。でも、そのプロセスで人の可能性をひらく会社も作れるはずだ」と、ようやく自分の中の“両方ほしい”という欲張りさを肯定できた感覚がありました。
面接で聞いてよかった「3つの質問」
転職の決め手になったのは、面接で投げた3つの質問への答えでした。
1.「この会社が存在する意味は何ですか?」
2.「数字とビジョンがぶつかったとき、どう意思決定しますか?」
3.「最近、社内で起きた“いい変化”と“まだ課題なこと”を教えてください」
トゥモローリンクでは、きれいなスローガンではなく、具体的なエピソードで返ってきたのが印象的でした。「目の前の売上も追うし、同時にビジョンの意味づけも止めない」という“両輪”を、成功・失敗事例と一緒に語ってくれたことで、「ここは理想を掲げるだけの会社じゃない」と感じたのを覚えています。
「MEZAME」で学んだ、“自己承認の再現性”
入社後まず体験したのが、参加型未来プログラム「MEZAME」。これは、社員一人ひとりの「Will(何がしたいのか)」を言語化し、会社のビジョンとつなげていく対話型のプログラムです。
特徴的だったのは、
・会社の歴史や志を代表自らが語る
・そのうえで「自分はどう関わりたいか」を全員で対話する
という流れになっていること。
ここで初めて、「会社の未来の物語」と「自分の物語」が重なる感覚を持てました。「承認される/されない」ではなく、「自分で自分を承認できる状態をどう作るか」を、仕組みとして学び始めた瞬間でした。
コンサル現場で実感した「ワンチーム」のつくり方
クライアントの組織人事コンサルや採用支援の現場では、「MEZAME」で学んだことをそのまま実装していきます。
・トップの志を一緒に言語化する
・現場メンバーとの対話の場を設計する
・対立や本音もあえてテーブルに乗せる
そうすると、最初はバラバラだった部署同士が、「自分たちは何のためにこの会社にいるのか」を話し始め、少しずつ「ワンチーム感」が生まれていきます。
営業時代には、「どうせ現場は変わらない」とどこかで諦めていた自分が、「変化は対話から起こる」を目の前で見ている。そのギャップが、今の仕事のいちばんの醍醐味です。
「意味と成果の両輪」が回っている会社を見抜くチェックポイント
最後に、転職先を選ぶときに役立った「意味と成果の両輪チェック」をいくつか挙げます。
・ビジョンやミッションを、トップが自分の言葉で語れているか
・会議で「数字」だけでなく「なぜやるか」「誰のためか」が話題になるか
・失敗事例を共有し、そこからの学びを称賛する文化があるか
・一人ひとりのWillを聞く機会(1on1や対話の場)が仕組み化されているか
こうしたポイントを、面談やカジュアル面談で具体的に聞いてみると、「承認がしんどくなくなる会社」かどうかが見えてきます。働くことを前向きに取り戻したい人ほど、「意味」と「成果」が両輪で語られているかに、ぜひ注目してみてください。