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【プロジェクト事例】月曜が楽しみになったチームのつくり方|MEZAMEが変えた1年のビフォー・アフター

エンゲージメント向上 , ワークショップ設計 , 社内コミュニケーション , 組織風土改革 , 離職防止

2026.03.09

導入前:月曜の朝に流れていた「諦め」の空気

関西に拠点を置くあるサービス企業。社員数はおよそ150名、売上は順調でしたが、社内の空気はどこか冷めていました。

  • 部門間の分断:営業とバックオフィスが互いを「敵陣」のように扱う
  • 上意下達の風土:会議は「決定事項の通達」。意見はほとんど出ない
  • 若手の離職意向:30代以下の半数近くが「1年以内に転職を検討」と回答

人事責任者の一言が印象的でした。「本音なんて出ない会社なんです。そういう前提で仕組みを作るしかないと思っていました」。

代表の志を「現場の言葉」に翻訳する

トゥモローリンクが最初に行ったのは、経営陣へのインタビューでした。テーマはただ一つ。「この会社は、なぜ存在しているのか」。

代表が語ったのは、創業当時のエピソードでした。「自分たちのサービスで、お客様の『不安な月曜』を少しでも軽くしたい。そのための会社なんです」。

しかしこの想いは、現場にはほとんど届いていませんでした。そこでMEZAMEチームは、

  • 代表の言葉を短いフレーズに分解
  • 現場メンバーの日常業務に置き換えて再構成
  • 「私たちのチームが目指す北極星」として見える化

といったプロセスを重ね、「月曜が少し楽しみになるサービスを届けよう」という共通の合言葉をつくりました。

ワークショップ当日:はじめて隣の席の人に本音を話した日

MEZAME本編は、全3回・各半日のプログラムとして設計。初回は管理職と若手をミックスしたメンバー構成で実施しました。

ステップ1:自分の「Will」を言葉にする

最初のワークは、「仕事を通じて、どんな人でありたいか?」を1枚のシートに書き出す時間。ある20代社員は、ペンが止まったままでした。

ファシリテーターが静かに問いかけます。「完璧な答えじゃなくて大丈夫。今、頭に浮かんでいる言葉からでいいですよ」。

しばらくして、その社員はこう書きました。「自分の家族に自慢してもらえる人でありたい」。周りのメンバーがうなずき、「いいね、それ」と声をかけた瞬間、表情がふっと緩んだのが印象的でした。

ステップ2:お互いの背景を知る対話

次に行ったのは「仕事人生年表」のシェア。入社前から今までのターニングポイントを描き、それを隣の人と語り合います。

普段は寡黙なバックオフィスのリーダーが、学生時代に挫折した経験と、今のチームへの想いを語ったとき、同席していた若手がこう漏らしました。「正直、怖い人だと思っていました。でも、今日初めて“好きで厳しくしている”って分かりました」。

休憩時間には、「こんな話、会社でできると思ってなかった」という声があちこちから聞こえてきました。

1年後のビフォー・アフター

MEZAME導入から1年。数字にも、空気にも変化が表れました。

  • 若手の「1年以内に転職を検討」が、約半分まで低下
  • 期をまたいだプロジェクトの「部門横断チーム」が3倍に増加
  • 月曜9時の全社朝会での発言者数が、それまでの3〜4名から10名以上へ

なにより象徴的だったのは、あるメンバーのこんな言葉です。

「日曜の夜、『明日あの話の続きができるな』と思うようになりました。月曜が、少しだけ楽しみになりました」。

今日から試せる「ミニMEZAMEワーク」3選

最後に、この企業で実際に行ったワークを、日常でも使える形にアレンジしてご紹介します。

1.3分だけの「Will共有」チェックイン

  • 週初めのミーティングで、一人30秒〜1分
  • 「今週、大事にしたい一言」を紙に書いて共有
  • 内容への評価はしない。「聞く」ことだけに集中する

2. 「ありがとう」だけを伝えるシャワータイム

  • 月に1回、5分間だけ実施
  • メンバー同士で「最近うれしかった行動」を1つだけ伝え合う
  • フィードバックは事実+感謝のみ。「でも」は禁止

3. チーム版・北極星カード

  • 「このチームが半年後、周りからどう言われていたらうれしいか?」を一人1枚に記入
  • カードをテーブルに並べ、似ているものをグルーピング
  • 最後に「チームの合言葉」を1フレーズにまとめて壁に貼る

大掛かりな制度変更がなくても、小さな対話の積み重ねで、月曜の空気は変えていけます。MEZAMEの現場で起きているのは、そんな「人が変わる瞬間」の連続です。