9:00〜10:00メールチェックと「今日のゴール」の整理
出社後まず行うのは、クライアントや社内メンバーからのメール・チャットの確認です。採用支援の進捗、人事制度の相談、研修「MEZAME」のフィードバックなど、テーマは多岐にわたります。
そのうえで、今日中に必ず終わらせること・形だけでもつけておくことを3〜5個に絞り込み、スケジュールを再設計。
「提案書づくり」「1on1の設計」など、思考体力が要る仕事は午前に集約するのがポイントです。小さなタスクに分解し、「どこまでできればOKか」を決めてから取りかかることで、案件が重なってもパンクしにくくなります。
10:00〜12:00研修『MEZAME』の設計と資料づくり
午前のメインは、参加型未来プログラム「MEZAME」の設計です。クライアントのビジョンや組織課題を踏まえ、
・どんなゴール状態をつくるか
・誰に、何を感じてほしいか
・どのワークでそれを実現するか
を、ストーリーとして組み立てていきます。
スライド資料は「かっこよさ」よりも、対話が生まれる問いかけや、社員が自分ごと化しやすい言葉選びを重視。代表の想いを文章に落とし込むため、過去のヒアリングメモやインタビュー録音を何度も見返すことも多い時間帯です。
13:00〜15:00クライアントとの打ち合わせ・採用相談
午後はオンライン・対面での打ち合わせが中心です。テーマは、
・採用戦略の見直し(どんな人に来てほしいか)
・面接フローや選考基準の設計
・入社後オンボーディングや定着に向けた仕組みづくり
など。
コンサルタントは「答えを教える人」というより、「本音やモヤモヤを一緒に言語化する相棒」に近い立ち位置です。経営者や人事担当者が話しているうちに、自社のビジョンや譲れない価値観に気づいていく、そのプロセスを支える役割を担います。
15:00〜17:00 本音を引き出す対話の場づくり
夕方には、「MEZAME」などのプログラム本番や、社員向けのワークショップを行うことも多くあります。
意識しているのは、
・安心して話せる空気づくり(否定しない・比べない)
・一方通行の講義ではなく、対話を重ねる設計
・会社のビジョンと、一人ひとりのWillを結びつける問い
の3つです。
盛り上がるだけで終わらせず、「明日から何を変えるか」まで落とし込めるかが腕の見せ所。場のエネルギーは大きい一方で、ファシリテーションには集中力をかなり使うため、やりがいとしんどさが同居する時間でもあります。
17:00〜19:00提案書づくりと今日のふり返り
1日の終盤は、次の打ち合わせに向けた提案書やレポートの作成です。聞き取った課題を整理し、
・どんな未来を実現したいのか
・そのために、採用・研修・制度をどう組み合わせるか
・いつ、誰が、何をするのか
を具体的なプランに落としていきます。
最後に、今日の成長ポイントと反省を数行でメモ。クライアントとの会話で「刺さっていた言葉」や「反応が薄かった説明」を振り返ることで、次の対話の質を高めていきます。
この仕事のやりがい・しんどさをリアルに整理すると
やりがいとして大きいのは、
・社員の表情が変わる瞬間に立ち会えること
・経営者の「本当にやりたかったこと」の言語化を支援できること
・採用や研修が「組織の変化」として目に見えていくこと
です。一方で、
・正解がなく、悩み続ける時間が長い
・一社一社に向き合う分、準備や勉強量が多い
・相手の感情を受け止める分、自分のコンディション管理が必須
というしんどさもあります。それでも、「はたらくがもっともっと前向きに」というビジョンに共感できる人には、大きな充実感を得られる環境です。
自分に向いているかのチェックリストと準備しておきたいこと
組織人事コンサルタントに向いていそうか、次のような観点で考えてみるとイメージしやすくなります。
- 人の話を聞きながら要点を整理するのが好き
- 正解が決まっていないテーマでも考え続けられる
- 「なぜそうなっているのか」を構造的に考えるクセがある
- 働く人の感情や背景に興味がある
- 自分の言葉で対話することに価値を感じる
準備としては、人事・組織開発の本やケーススタディを読むだけでなく、自分自身の「仕事観」「キャリアの転機」を言語化しておくと、クライアントとの対話の質が高まりやすくなります。