大阪・安土町の一室で行われている「実験」
大阪市中央区・安土町にある株式会社トゥモローリンクの本社は、6名が働くコンパクトなオフィスです。ここは単なる執務スペースではなく、「はたらくがもっともっと前向きに」を自分たち自身で試し続ける実験場でもあります。
小規模ゆえに、一人ひとりの表情やコンディションがすぐに伝わり、会話もすぐに全員に波及します。その分、いい意味でも悪い意味でもごまかしがききません。採用支援や組織人事コンサルティングを提供する会社として、「まず自分たちがどう働くか」を問い続ける場が、この安土町の一室なのです。
週次・月次ミーティングで「今の本音」に触れる
トゥモローリンクでは、週次・月次で複数の対話の場を設けています。週次ミーティングでは、直近の案件共有だけでなく、「今週いちばん嬉しかったこと」「いま抱えているモヤモヤ」など、感情面も含めて話す時間をあえて確保しています。
月次ミーティングでは、数字やKPIの振り返りに加え、「会社としてどこに向かっているか」を代表から改めて言葉にしてもらうのが定番です。6名だからこそ、発言しないまま終わる人をつくらないことが可能で、「聞いているだけの会議」にしない運営が徹底されています。
ビジョンと価値観を「日常の会話」に落とし込む仕掛け
ミッション「採用が未来を切り開き、職場環境が個人の成長を促す」や、ビジョン「はたらくがもっともっと前向きに」は、壁に貼ってあるだけでは意味がないと考えています。そのため、会議や1on1の中で、具体的な行動に結びつけて語る工夫をしています。
例えば、案件の振り返りでは「この提案は、お客様の“明日早く会社に行きたい”に本当に近づいたか?」という問いを必ず投げます。また、研修プログラム「MEZAME」で大切にしている“Will(何がしたいのか)”も、社内の目標設定にそのまま持ち込み、自分の言葉で語れる状態を目指しています。
代表との距離が近いからこそのリアルな対話
6名規模の組織の特徴の一つが、代表・渡邊との距離感です。同じフロアで仕事をし、日々の雑談の延長で「このサービスは本当に社会を良くしているのか?」「トゥモローリンクを10年後どうしたいか?」といった話が自然と生まれます。
また、代表自身が「働くことに救われた原体験」を繰り返し語ることで、単なるスローガンではなく、「なぜこの会社をやるのか」という物語が共有されます。そのうえで、「違うと思ったら遠慮なく言ってほしい」と明言しており、価値観のすり合わせや軌道修正も、密な対話の中で行われています。
「しんどさ」や衝突をどう乗り越えてきたか
前向きなカルチャーづくりを掲げているとはいえ、常に穏やかというわけではありません。忙しさが重なり、コミュニケーションがすれ違ったり、「このやり方は違うのでは」と意見がぶつかったりした場面もあります。
その際には、あえて時間を取り、何がしんどかったのか、どこですれ違ったのかを全員で言語化することを重視してきました。個人攻撃にならないよう、「事実」と「解釈」を分けて話すルールを置き、必要であればプロジェクトの体制や役割分担を変えることも含めて調整します。「いい話だけ」で終わらせない姿勢こそ、今のカルチャーをつくってきた要素の一つです。
オフィス訪問・カジュアル面談で見てほしいポイント
実際に安土町のオフィスに来たとき、またカジュアル面談で話すときには、次のような観点で雰囲気を確かめてみると、そのリアルを感じやすくなります。
- メンバー同士の会話が「仕事の話だけ」になっていないか
- 代表を含め、言いにくいことも冗談交じりに話せているか
- 会社のビジョンやサービスについて、メンバーが自分の言葉で説明しているか
- 忙しい時期ほど、ミーティングや1on1の時間が守られているか
こうした細部にこそ、「はたらくがもっともっと前向きに」を掲げる組織の本気度が表れると、トゥモローリンクは考えています。