「採用支援×組織コンサル」ってどんな仕事?
求人広告や人材紹介と違い、「採用支援×組織コンサル」は“入社して終わり”ではなく「入社後の活躍」までセットで見る仕事です。
ざっくりいうと、
- どんな人を・どのチャネルで・どんなメッセージで採るかを設計する
- 面接フロー、評価軸、オンボーディングを整える
- 研修・1on1・対話の場づくりなどで、組織側の受け入れ体制も変えていく
株式会社トゥモローリンクのように、採用代行と組織人事コンサル、研修(例:参加型未来プログラム「MEZAME」)を一気通貫でやる会社も増えています。人と組織の「関係性」まで踏み込むのが特徴です。
業界マップのざっくり全体像
人材業界を雑にマップにすると、以下のイメージです。
- 求人広告系:媒体営業。掲載して終わり寄り
- 人材紹介:候補者を紹介して入社でフィー
- RPO・採用代行:母集団形成〜面接調整を丸ごと請け負う
- 組織・人事コンサル:制度設計、評価、人材開発
「採用支援×組織コンサル」は、RPOと人事コンサルの中間〜重なり部分。
・採用の現場感(応募者対応、データ管理)
・経営目線(ビジョン・人事戦略)
の両方を扱うので、現場と経営をつなぐ橋渡し役になりやすいポジションです。
キャリアパス・年収レンジのリアル
会社規模や地域で差はありますが、例としては以下のイメージです。
- 1〜2年目:アシスタント・RPO担当(350〜450万円)
- 3〜5年目:採用コンサル・研修ファシリ(450〜650万円)
- 5〜8年目:プロジェクトマネージャー(600〜800万円)
- その先:マネージャー、事業責任者、独立コンサルなど
給与カーブは「営業寄りの会社」は成果連動で振れ幅大、「コンサル寄りの会社」はベース高めで安定しがちです。小さな会社ほど、裁量と成長機会は大きい代わりに、仕組みや教育は少なく「自走力」が求められる傾向があります。
1日のスケジュールと“やりがい/しんどさ”
平日の流れの一例です。
- 9:00〜10:00メール・応募者対応、社内MTG
- 10:00〜12:00クライアント打ち合わせ(採用要件の擦り合わせ)
- 13:00〜15:00求人票作成、スカウト文面作成、データ確認
- 15:00〜17:00研修やワークショップの設計・資料作り
- 17:00〜19:00面接同席、振り返り、翌日の準備
やりがいは「採用〜育成までつながった瞬間が見えること」「会社と人が一緒に変わっていくプロセスに立ち会えること」。一方で、調整ごとが多く、成果が出るまで半年〜1年かかるケースもあり、「短期的に数字だけ追いたい人」にはしんどく感じやすいです。
向いている人/やめておいた方がいい人
向いているのは、例えばこんなタイプです。
- 相手の話を聞きながら、整理して言語化するのが好き
- 「正解は一つではない状態」で考えるのが苦にならない
- 人の成長ストーリーや組織の裏側に興味がある
逆に、
- ルールが決まっていて、その通りに回す仕事がしたい
- 成果が自分一人の頑張りだけで完結してほしい
- 対話やフィードバックを「面倒」と感じやすい
という人はミスマッチになりやすいです。人と組織を扱う仕事なので、「グレーさ」と「変化の遅さ」を楽しめるかどうかが一つの判断軸になります。
面接で使える志望動機の作り方(行動ベース)
志望動機は「きれいな言葉」より「行動のストーリー」で語れるかが勝負です。おすすめは次の型です。
- 過去:働く/組織に関してモヤモヤした経験・原体験
- 学び:そこから気づいた「自分なりの問題意識」
- 今:その問題に対して、今すでにやっている小さな行動
- 未来:採用支援×組織コンサルで、どんな価値を出したいか
例えば、「アルバイト先で新人がすぐ辞める現場を見て、採用だけでなく受け入れ体制の重要性を痛感。今は○○を工夫している。将来は、採用と職場づくりを一体で支援したい」といった形です。企業のビジョンと、自分の原体験をどこまでつなげて話せるかが差になります。