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【代表インタビュー】コンプレックスだらけの若手営業が、なぜ「はたらくを前向きにする会社」を立ち上げたのか

企業文化 , 働き方改革 , 営業キャリア , 採用支援 , 自己肯定感

2026.03.09

テストも部活も「一番じゃない」学生が、仕事で初めて掴んだ自己肯定感

学生時代の渡邊真吾は、成績優秀でもなければ、スポーツで名を残したわけでもありません。テストで1位を取ったことはなく、野球部でもレギュラーに滑り込むのがやっと。目立った実績がないまま社会人になり、「自分には取り柄がない」というコンプレックスを抱えていました。

新卒で入社したのは、採用サイト運営で知られるパーソルグループの一社。待っていたのは、厳しい営業ノルマと、夜遅くまで働きづめの毎日です。日曜の夜になると「明日会社に行きたくない」と憂うつになり、働くことは「つらいもの」というイメージしか持てなかったと言います。

転機は、数字として成果が出始めた瞬間でした。求人広告の営業として受注が積み上がり、お客様から感謝の言葉をもらい、社内でも期待される存在になっていく。「こんな自分でも役に立てるんだ」と初めて実感できたことで、劣等感だらけだった自己イメージが少しずつ書き換わっていきました。

45カ月連続達成、全国1位。それでも埋まらなかった違和感

そこからの伸びは、本人も驚くほどでした。45カ月連続で目標を達成し、新規顧客獲得数で3年連続全国1位。最年少でマネージャー、さらにゼネラルマネージャーへと昇進。数字だけ見れば、順風満帆なキャリアです。

ただ、成果を重ねるほど「自分のためだけに頑張る」ことに違和感も生まれていきました。売上やタイトルが増えても、日曜の夜の憂うつが完全に消えるわけではなかったからです。

そこで視点を変えたのが、「誰かのために」という軸でした。お客様の採用がうまくいき、入社した人がいきいき働いている話を聞くと、自分の仕事が人の人生にポジティブな影響を与えていると実感できる。その感覚が、かつてのコンプレックスを癒やし、「働くって、本当はすごい力がある」と思うきっかけになりました。

800社を見て気づいた、「いい会社」の共通点

約20年間で担当した企業はおよそ800社。大企業から中小企業まで、さまざまな組織の「採用」と「働き方」を間近で見てきました。その中で、「心からいい会社だと思えた」のはごくわずかだったと言います。

渡邊が考える「いい会社」とは、人の可能性を信じ、一人ひとりの個性や強みにきちんと向き合っている組織です。ヒエラルキーで押さえつけるのではなく、上司と部下が対話しながら、会社のビジョンという「北極星」を共有している。そうした会社では、社員が自分の意思で動き、主体的に仕事を選び取っています。

逆に、多くの会社では「なぜこの会社を立ち上げたのか」というトップの思いが現場に届いていません。目の前の売上や業務に追われるうちに、入社時のワクワクや、自分の「Will(やりたいこと)」を忘れてしまう人も少なくありません。

「はたらくがもっともっと前向きに」というビジョンとMEZAME

そうした課題への答えとして、2020年5月に大阪で立ち上げたのが株式会社トゥモローリンクです。ミッションは「採用が未来を切り開き、職場環境が個人の成長を促す」。ビジョンは「はたらくがもっともっと前向きに」。

代表サービスである参加型未来プログラム「MEZAME」は、社員の内側に眠っている思いを引き出し、会社のビジョンと結びつける研修プログラムです。非日常の場で、仲間と対話しながら、

  • 自分は何を大事にしたいのか(Will)
  • この会社でどんな未来をつくりたいのか
  • そのために、明日からどんな行動をとるのか

を言語化していきます。スキルを教えるのではなく、「働く意味」への目覚めを促すことにフォーカスしている点が特徴です。

サービスは決して最初から完璧ではありませんでした。導入先からの厳しいフィードバックを受け、内容を磨き続ける中で、大手企業からのリピート受注や、かつての勤務先であるパーソルグループからの依頼にもつながりました。

あなたの「キャリアの原点」はどこにあるか

この記事を読んでいる人の中には、「何のために働いているのか」「今の会社でいいのか」とモヤモヤしている方もいるかもしれません。最後に、渡邊がMEZAMEでもよく投げかける問いを、あなたにもお届けします。

  • 学生時代やこれまでの仕事で、一番うれしかった瞬間はいつですか?
  • そのとき、誰のどんな役に立てたと感じましたか?
  • 今の仕事で「これだけは譲れない」と思う価値観は何ですか?
  • 月曜の朝、少しだけ足取りが軽くなるとしたら、何が変わっている状態ですか?
  • 5年後、「あの選択をしてよかった」と思える自分は、どんな表情で働いているでしょうか?

トゥモローリンクという社名には、「組織の未来と、そこで働く一人ひとりの未来をつなぎたい」という願いが込められています。コンプレックスだらけの若手営業だった渡邊自身が、働くことを通じて自分を好きになれたように、「はたらく」が誰かの明日を少しでも前向きにする。そんな社会を、現場の一社一社と一緒につくろうとしています。