数字だけを追いかけていた頃の違和感(Before)
前職は成果主義ど真ん中の営業。毎朝共有されるのは「目標数字」「受注件数」「ランキング」。評価も会話も、ほぼ数字が主語でした。一方で、クライアントと話すほど「離職が多い」「若手が育たない」といった“人と組織の痛み”が見えてくる。しかし自分に求められるのは、あくまで「今期の売上インパクト」。
「ありがとう」と言われても、社内の評価シートには残らない。「この提案は何のためにあるのか」という問いに、納得のいく答えが出せない。そんなモヤモヤを抱えながら、日々のKPIをこなすだけの働き方になっていました。
承認されない・意味が見えないときのチェックリスト
当時を振り返ると、次のようなサインが出ていました。
- 頑張っても「数字以外」は評価されない気がする
- 会議で話されるのは、売上とコストの話ばかり
- 「なぜこの仕事をしているのか」を説明できない
- 休日にふと、「このまま5年、同じ働き方?」と不安になる
- 部下・後輩より「案件」「タスク」の方を優先してしまう
3つ以上当てはまるなら、「成果」だけでなく、「自分の成長実感」「仕事の意味」といった、目に見えにくい価値が満たされていないサインかもしれません。
トゥモローリンクとの出会いと転職直後3か月の変化
「数字ではなく、人と組織の変化を成果として扱う仕事がしたい」――そんな思いで出会ったのが、トゥモローリンクの組織人事コンサルティングでした。面談で何度も聞かれたのは、スキルより「あなたは何を大事に働きたいのか」という問い。
入社後3か月で驚いたのは、1on1で「最近、どんな瞬間に充実感があった?」と丁寧に聞かれること。小さな行動の変化でも、背景の意図まで対話します。「数字」ではなく、「関わり」「プロセス」に光を当てられることで、徐々に自己承認が回復していきました。
MEZAME研修で“働く=自己承認”を取り戻す(After)
ターニングポイントになったのが、自社サービスでもある参加型未来プログラム「MEZAME」への参加でした。自分の原体験を語り合い、「どんなときに一番ワクワクするか」「どんな人の力になりたいか」を言語化していくプロセスは、営業時代に封じ込めていた感情と向き合う時間でもありました。
「採用と職場づくりを通じて、人の自己肯定感を高めたい」というWillが、会社のミッションと重なった瞬間、「この仕事は、自分の人生を使う価値がある」と腑に落ちたのです。
“数字ドリブン営業”から“対話で組織を変える人”へ
今の仕事は、KPIを追うだけではなく、クライアント企業の「痛み」に一緒に向き合うことが中心です。採用・研修・1on1設計などのプロジェクトで、社員一人ひとりのWillを引き出し、組織のビジョンとつなぐ対話を重ねます。
数字ももちろん見ますが、それ以上に重視するのは、「メンバーの表情が変わったか」「上司と部下の会話の質が変わったか」といった“見えにくい変化”。営業時代のヒアリング力や提案力はそのままに、「人と組織の未来」を成果として扱えるようになりました。
応募前に自己整理するためのミニワークシート
転職を考え始めたときに役立った問いを、ワークシートとしてまとめます。
- これまでの仕事で、一番うれしかった「ありがとう」は? なぜ印象に残っている?
- 今の仕事で、「あと3年続けたい」と思える要素は何か?逆に、もう変えたい要素は?
- 自分が「変えたい」と思う社会・職場のモヤモヤは?(例:若手がすぐ辞める、評価が数字だけ)
- 10年後、「どんな人に、どんな変化を届けられる人」でいたいか?
紙やメモアプリに書き出しながら、自分の原体験とWillを整理してみてください。
面接で自分の原体験を語るための質問テンプレート
最後に、面接やキャリア面談で自分の物語を語るときに使える質問例です。
- これまでのキャリアで「価値観が変わった出来事」は何でしたか?
- その出来事の前後で、働き方や人との関わりはどう変わりましたか?
- そこから得た学びを、これから関わる人や組織にどう生かしたいですか?
- 「はたらくがもっと前向きになる社会」を、自分なりに言い換えるとしたら?
数字だけでなく、自分の原体験やWillを言葉にしていくことが、「対話で組織を変える人」への一歩になります。