9:00〜10:001日の設計と「クライアントの今日」を描く時間
出社後まず行うのは、自分のタスク整理ではなく「クライアントの1日」を想像することです。前日の打合せメモやSlackのログを見返し、
- 経営層がいま迷っているポイント
- 現場マネジャーが抱える違和感
- 研修参加者の変化の兆し
を短くメモにまとめます。そのうえで、今日の会議や研修準備で「どこまで行けたらOKか」を明文化。数字よりも、対話の深さや行動変容のきっかけづくりをKPIに置くのが、この仕事ならではのスタートです。
10:00〜12:00経営・人事との対話設計ミーティング
午前中はオンラインでの経営層・人事責任者との打合せが中心です。求人票の文言調整のような表層の議論ではなく、
- 「この会社は何のために存在するのか」
- 「10年後、どんな人と働いていたいか」
といった本質的なテーマを言語化していきます。元・数字ドリブン営業のコンサルタントは、KPIや収益構造を押さえつつ、「その数字の先に、どんな人の成長ストーリーがあるか」を問い直すスタイルにシフト。トップの想いを、現場の行動指針に落とし込む“翻訳者”としての時間です。
13:00〜15:00MEZAME研修の準備とファシリテーション
午後は、参加型未来プログラム「MEZAME」の実施日。開始前には、参加者一人ひとりのこれまでの評価コメントや面談記録を読み込み、「どんな問いを投げたら、可能性に火がつきそうか」を設計します。本番の場では、
- 会社の歴史やビジョンの物語を共有するパート
- 参加者の「Will(何がしたいか)」を掘り下げる対話
を繰り返し、発言しづらい人にも丁寧に声をかけます。表情が一瞬ゆるみ、言葉が前向きに変わる瞬間が、この仕事の大きな手応えです。
15:00〜17:00採用支援・RPOプロジェクトの伴走
研修後は、採用代行や中途・アルバイト採用支援のプロジェクトに切り替えます。求人媒体の運用やスカウト文面の改善だけでなく、
- 選考フローのどこで候補者のモチベーションが下がるか
- 面接でトップの志がどの程度伝わっているか
を分析。数字だけを追っていた営業時代と違い、「応募数」より「共感して入社を決めた人の、その後の活躍」をゴールに置きます。採用とオンボーディング、職場環境づくりを一気通貫で見られるのが、組織人事コンサルタントの特徴です。
17:00〜18:001日の振り返りと「自己承認」が高まる瞬間
終業前には、社内メンバーとのショートミーティングで1日を振り返ります。「今日、誰のどんな一言が変わったか」「どの場面で、チームが一体になったか」を共有し合うことで、自分の仕事の意味がクリアになります。あるコンサルタントは、研修参加者から「明日、早く会社に行きたくなりました」とメッセージをもらい、「数字」では得られなかった自己承認を実感したと話します。自分の関わりで、人と組織のエネルギーが2倍3倍になる。その手応えが、次のプロジェクトへの原動力になっています。