9:00〜10:00メールチェックと「今日のゴール」を描く時間
出社後まず行うのは、クライアントからのメール確認と社内チャットのチェック。採用状況の共有や研修の参加者リストなど、情報量は多めです。
同時に「今日、どの案件をどこまで進めるか」をざっくり描きます。トゥモローリンクのコンサルは、
・採用プロジェクト
・研修プログラム「MEZAME」
・社長インタビューなど
複数案件を並行して担当するため、ここでの優先順位づけが1日の質を左右します。タスク管理ツールを使いながら、30分〜1時間かけて頭と情報を整理していきます。
10:00〜12:00クライアントとオンライン打ち合わせ
午前中はオンラインでの打ち合わせが中心。採用支援の場合は「どんな人に来てほしいか」「最近の応募の質はどうか」を、組織開発の場合は「チームの空気感」「離職の兆し」なども深掘りします。
重要なのは、表面的な「困りごと」をそのまま鵜呑みにしないこと。「本当は何に悩んでいるのか」「背景にどんな歴史があるのか」を、質問と要約を繰り返しながら整理していきます。
言葉の端々にある違和感をキャッチし、「それって、つまりこういうことですか?」と確認する力が求められるパートです。
13:00〜15:00研修プログラム「MEZAME」の設計ミーティング
昼食後は、社内メンバーとの「MEZAME」設計ミーティング。クライアントのビジョンや組織課題を踏まえて、
・どんな対話テーマにするか
・どんなワークを入れると“自分ごと化”が進むか
をディスカッションします。
単に「盛り上がる研修」ではなく、現場の行動が変わる設計がポイントです。
例えば、受講者が自分の「Will(何をしたいか)」と会社のビジョンを結びつけられるような問いを考えたり、グループワークの人数・順番を細かく調整したり。地味ですが、対話の流れを設計するクリエイティブな時間です。
15:00〜17:00社長の想いをヒアリングし、「意味」を言語化
午後の後半は、社長や経営陣へのインタビューに入ることも多くあります。「なぜこの会社をつくったのか」「どんな未来を見ているのか」といった話をじっくり聴き、メモと録音を取りながら整理します。
ここで求められるのは、
・話し手がまだ言語化しきれていない想いを汲み取る力
・社員にも伝わる“翻訳”をする力
です。
抽象的な言葉をそのまま書くのではなく、「具体的なエピソード」「仕事での行動」に落とすことで、ビジョンやミッションが現場のエネルギーに変わっていきます。この瞬間に大きなやりがいを感じるコンサルタントも多いです。
17:00〜18:30資料作成と振り返り:しんどさとの付き合い方
夕方は、提案書や研修改訂案の作成タイム。相手にとって読みやすい構成や図解を考えながら、集中して仕上げていきます。
締切が重なるとプレッシャーもありますが、チームでドラフトを見せ合いフィードバックし合う文化があるため、「一人で抱え込まない」ことができるのが特徴です。
1日の最後には、
・今日の良かった点/うまくいかなかった点
・クライアントの変化の兆し
を簡単にメモし、次回の打ち手を考えます。忙しさの中でも、小さな前進を確認することが、しんどさを乗り越える支えになっています。
どんなスキル・スタンスが求められる仕事なのか
トゥモローリンクの組織人事コンサルタントに求められるのは、専門知識よりもスタンスと対話力です。具体的には、
・相手をジャッジせず、まず「聴き切る」姿勢
・課題の本質を構造的に整理する思考力
・抽象と具体を行き来しながら、シンプルな言葉に落とす力
・チームでつくることを楽しむ協働性
など。
「人の可能性を信じられるか」「働くをもっと前向きにしたいと本気で思えるか」といった価値観が、スキル以上に重視される仕事です。
未経験から試せる“対話設計”と“意味の翻訳”トレーニング
未経験でも、今の仕事でできる準備はたくさんあります。例えば、
・会議で「今日のゴール」を最初に一言で確認してみる(対話設計)
・上司やお客様の発言を「つまり、こういうことですか?」と要約して返す(意味の翻訳)
・プロジェクトが終わったら「なぜうまくいった/いかなかったか」を言葉にしてメモする
といった小さな習慣です。
これらを続けるだけでも、「人の話を深く聴く」「本音や背景を言葉にする」力が鍛えられます。日々の仕事の中で、少しずつ“コンサル的な視点”と“対話の技術”を試していくことが、組織人事コンサルタントへの一歩につながっていきます。