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【創業ストーリー】なぜトゥモローリンクは「はたらくがもっともっと前向きに」を掲げたのか?代表・渡邊の原体験をぜんぶ話します

マネジメントの葛藤 , 人材業界キャリア , 成果主義と自己肯定感 , 採用と職場環境

2026.05.21

厳しい成果主義の現場で覚えた「小さな違和感」

新卒で飛び込んだのは、人材業界のど真ん中。数字がすべて、という空気の中で、毎日テレアポと訪問を繰り返す日々でした。
成果を出す人は称賛され、数字が出ない人はどんどん置いていかれる。理屈はわかる一方で、「この人、本当はもっと力あるのにな」と感じる場面が何度もありました。
結果だけを追いかけるほど、メンバーの表情が曇っていく。その一方で、お客様とじっくり向き合えたときだけ、チームの空気が少しだけ明るくなる。
「数字も大事。でも、人の可能性はもっと大事なんじゃないか」――そんな小さな違和感が、心の中でじわじわと大きくなっていきました。

初めて“仕事で認められた瞬間”と自己肯定感の変化

転機は、決して華やかな大型受注ではありません。業界的には小さな案件。でも、採用に悩む中小企業の社長と、何度も面談を重ね、採用要件も職場環境もゼロから一緒につくり直しました。
入社した方が半年後にこう言ってくれました。「あの会社に出会えて、仕事が楽しくなりました」。同時に社長も「彼が来てくれて会社が変わった」と言ってくれた。
その瞬間、「自分の仕事って、人の人生と会社の未来を同時に変えられるんだ」と実感しました。
初めて“仕事での一番”を経験し、他者からまっすぐに承認されたことで、それまで低かった自己肯定感が、静かに、でも確かな手ごたえを伴って変わっていったのです。

失敗だらけのマネジメント時代で気づいた「志の不在」

やがてマネジャーになり、売上とメンバー育成の両方を任されました。しかし、最初の数年は失敗続き。
数字を追い詰めるとメンバーが疲弊する。甘くすると組織が緩む。「どうすればいいんだ」と迷走し、評価面談も形式的になっていきました。
そんな中で気づいたのは、「なぜこの組織は存在するのか」という問いが、誰の口からも出てこないこと。
トップの頭の中にはきっと志があるのに、それが現場まで落ちてこない。だから、メンバーは「会社の目標」と「自分の人生」がつながらないまま働いている。
この構造こそが、主体性やエネルギーを奪っているのではないか――そう痛感した時期でした。

ミッションとビジョンが生まれたプロセスを図解する

こうした原体験を整理する中で、トゥモローリンクのミッションとビジョンは生まれました。
ミッション:採用が未来を切り開き、職場環境が個人の成長を促す
ビジョン:はたらくがもっともっと前向きに
頭の中で描いたプロセスは、おおよそ次のような流れです。
1. 厳しい成果主義で感じた「違和感」
2. 採用・職場づくりが人を変えると実感した「成功体験」
3. 志が現場に届かない組織での「マネジメントの葛藤」
4. 採用と職場環境をつなぐことで、人と組織の未来を同時に良くするという「確信」
この4ステップが、そのまま今の事業とビジョンの土台になっています。

なぜ「MEZAME」で一人ひとりのWillを掘り起こすのか

創業後に開発した参加型未来プログラム「MEZAME」は、まさに上記の反省から生まれました。
会社には必ず「なぜこの会社を立ち上げたのか」という物語があります。しかし、多くの場合、その物語は経営層と会社案内の中だけに留まり、現場のメンバーには届いていません。
MEZAMEでは、
・会社の歴史やこれからの未来像を共有する
・社員一人ひとりの「Will(何がしたいのか)」を対話で引き出す
・会社のビジョンと個人のWillが重なるポイントを一緒に言語化する
というプロセスを通じて、眠っている可能性を呼び覚まします。
「会社の未来」と「自分の未来」がリンクしたとき、仕事へのコミットメントは一気に変わると信じています。

あなたの原体験と「はたらく」をつなぐ3つの問い

読んでくださった方にも、自分の原体験と仕事をつなげる時間をぜひ取ってほしいと思っています。簡単なワークシートとして、次の3つの問いを置いておきます。
1.これまでの仕事人生で「一番うれしかった瞬間」はいつで、なぜそれが心に残っていますか?
2.逆に「強い違和感」や「悔しさ」を覚えた出来事は何でしたか?そこから何を学びましたか?
3. 上の2つを踏まえて、「自分は働くことで、どんな人や組織にどんな変化を生み出したいか」を一文で書くとしたら?
この3つを言語化すると、「なぜ今の仕事を選ぶのか」「これから何を大事に働くのか」が、少しクリアになっていきます。

それぞれのストーリーがつながる未来に向けて

トゥモローリンクという社名には、「組織の未来」と「そこで働く一人ひとりの未来をつなぐ」という意味を込めています。
採用も研修もコンサルティングも、そのための手段にすぎません。根っこにあるのは、「働くことには人を変える大きな力がある」という確信です。
月曜日に会社へ向かう足取りが、少しでも軽く、前向きになる人を増やしたい。そのために、私たちはこれからも、人と組織の“物語”に深く関わっていきます。
もしどこか一部分でも、自分の経験やモヤモヤと重なるところがあれば、あなた自身のストーリーも、ぜひどこかで言葉にしてみてください。それが、次の一歩をつくる最初のきっかけになるはずです。