「ビジョンとかきれいごとでしょ?」への正面突破
「ミッション・ビジョン、大事って言うけど、現場は結局売上でしょ」。そんな冷めた感覚を、トゥモローリンクは正面から扱います。
この会社のミッションは「採用が未来を切り開き、職場環境が個人の成長を促す」。ビジョンは「はたらくがもっともっと前向きに」。
ポイントは、それをスローガンで終わらせず、「明日ちょっと早く会社に行きたくなる状態」を、まず自社で検証していること。
採用支援・研修・組織人事コンサルを提供する側として、「自分たちができてないことは提案しない」というスタンスが前提にあります。
6人組織なのに、なぜビジョンの温度がそろうのか
大阪本社にいるのは、代表を含めた6人。人数だけ聞くと「スタートアップあるある」で片付けがちですが、特徴は「全員がビジョンを自分の言葉で語れる」ことです。
背景にあるのは、創業ストーリーや会社の「なぜ」を、繰り返し対話する文化。売上やKPIの会議だけでなく、「なぜこの事業をやるのか」「自分はどこに燃えるか」を一緒に言語化します。
結果として、経営と現場の温度差が生まれにくく、「言わされているビジョン」と「自分ごとのWill」が近づいていきます。
メンバーの一日:売上とWillが同じテーブルに乗る
あるメンバーの一日は、クライアントの採用支援や研修設計と、自分のWillを見直す時間が混在しています。
午前は採用代行の打ち合わせで「どんな人がこの会社でイキイキできるか」を議論。午後は研修「MEZAME」の設計ミーティングで、「参加者のWillをどう引き出すか」をチームで検討します。
その合間に、自分のキャリアや今の仕事の意味を立ち止まって振り返るミニ対話も挿入される。
「今日の売上と、今日の自分の成長」が、同じテーブルに乗って話題になるのが、この会社の日常です。
会議風景:本音トークが“ワンチーム”に変わる瞬間
会議では、数字の報告だけで終わりません。「正直、この案件にワクワクしていない」「この提案は会社のビジョンとズレてないか」といった本音が、普通に出てきます。
それを否定ではなく、「じゃあ、どうなったら自分たちらしい?」と問い直すのがトゥモローリンク流。
対話を通じて、個人のモヤモヤと会社の志がすり合わされ、「一人で頑張る」から「ワンチームでやり切る」にシフトする。
このプロセス自体が、クライアント企業に提供している「組織人事コンサル」の生きた実験場になっています。
代表・渡邊の原体験と、「目覚め」をつくる理由
代表の渡邊は、かつて仕事で初めて「一番」を経験し、他者から承認されたことで自己肯定感が大きく変わったと言います。
そこから、「働くことには人を変える力がある」という確信が生まれました。
しかし多くの会社では、トップの志や「なぜこの会社が存在するのか」が現場に届いていない。その断絶が、主体性やエネルギーを奪っている。
だからこそ、研修プログラム「MEZAME」で、会社の歴史や未来像を共有し、一人ひとりのWillとつなぐ「目覚めの場」をつくっています。
ビジョンが腹落ちして働くって、結局どういう感覚?
トゥモローリンクのメンバーに聞くと、「月曜日が憂うつじゃない」「忙しいのに、どこかワクワクしている」という声が返ってきます。
それは、ビジョンに100%共感しているからというより、「自分のWillとビジョンの重なる部分がハッキリ見えている」状態に近い。
会社のロゴにある3つの星のように、一人ひとりの光り方は違うけれど、その光が互いを照らし合うと、大きな方向性は自然とそろっていく。
ビジョンが腹落ちして働くとは、「会社の物語の中で、自分のページを自覚して書いている」感覚なのかもしれません。
自分にとって前向きな働き方を言語化する3つのセルフワーク
最後に、「自分にとって前向きな働き方って何か?」を整理する3つの問いを紹介します。
- 最近「時間を忘れて没頭した瞬間」はいつで、何をしていたか?
- 過去に一番「認められた」「役に立てた」と感じた出来事は何か?
- 5年後、「こうなっていたら誇らしい」と思える働き方を、一文で書くと?
これらをノートに書き出し、自分なりのWillのキーワードを3つだけ抜き出してみてください。
求人票を見る前に自分の軸を持っておくことが、「はたらくをもっと前向きに」する一歩になります。