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【工場&ショールーム潜入レポ】写真でめぐる「1台から3万台までつくる」ものづくりの現場

OJT教育 , アルミ加工技術 , 未経験者育成 , 看板メーカー , 製造現場見学

2026.07.10

朝、工場が動き出す――1日のスタートは段取りから

堺・常磐町の本社工場の朝は、まず「今日つくるもの」を全員で共有するところから始まります。製造リーダーが受注状況を確認し、1台だけのオーダーメイド品と、数百台単位の量産品をどう組み合わせて進めるかを段取り。
新人はこの時間に先輩と一緒に図面の見方や製品名を覚え、作業エリアの準備や部材の仕分けを担当します。いきなり難しい加工を任されるのではなく、「どの部品が、どんな看板になるのか」を少しずつ紐づけていくイメージでスタートしていきます。

NC切断機がうなるアルミ加工エリアを歩く

次に向かうのは、アルミ材が次々と形になっていく加工エリア。NC切断機やパネルソーが並び、長尺のアルミ材が正確な長さ・角度で切断されていきます。
若手はまず、カット済み部材のバリ取りや品番ごとの仕分けからチャレンジ。安全教育を受けたうえで、先輩が横につきながらNCボール盤の操作補助も経験していきます。
「図面通りに正確に切れているか」「表面傷がないか」など、チェックポイントもその場で教わるので、未経験でも工程の意味を理解しながらステップアップしやすい環境です。

オリジナル専用機と職人ワザが交差する組立ライン

切断された部材は、常磐精工オリジナルの看板枠組専用機が並ぶ組立エリアへ。専用機で枠を素早く正確に組み上げ、細かな仕上げや調整はベテランと若手が並んで作業します。
新人時代の先輩が最初に任されたのは、ビス締めやパーツ取付、梱包準備などシンプルだけれど重要な仕事。慣れてくると、図面を見て自分で1台を組み上げる「一人完結」の練習にも挑戦します。
年間3万台以上を生み出すラインですが、「速さよりまず確実に」を合言葉に、品質を守る文化が貫かれています。

ショールームで出会う、2,000種から選ばれた約50台

工場の隣には、実際の製品を「見て・触れて・比較できる」ショールームがあります。2,000種以上のラインアップから選ばれた約50種のA型看板やポールスタンドなどが、カテゴリー別にずらり。
お客様には、LEDの明るさやポスターの入れ替えやすさ、サイズ感を体験してもらいながら、スタッフが使い方や現場での事例を説明します。
製造メンバーが立ち会うことも多く、「このパーツはこういう理由でこの形に…」といった、設計・製造目線の話がそのまま提案に活きているのも、この会社ならではの風景です。

未経験からの教育フローと、1年目のリアルな仕事

入社後は、まず安全教育と会社全体の流れを学ぶオリエンテーションから始まり、その後は製造現場でのOJTが中心。
1~3カ月目は、部材の名前を覚える・簡単な組立補助・品質チェックの基礎などを担当。6カ月目頃には、先輩が横につきながら1台を最初から最後まで組み立てる練習をします。
先輩たちも同じステップを経験してきているので、「自分が新人のときに迷ったポイント」を踏まえた教え方が徹底。質問しやすい雰囲気づくりにも気を配っています。

工場見学付き説明会で見るべきチェックポイント

工場見学に参加するなら、次のような視点で現場を見てみると入社後のギャップが減ります。
・現場で交わされている会話の雰囲気(質問しやすそうか)
・設備と人の距離感(機械任せか、人の工夫が入り込む余地があるか)
・完成品がどのように検品・梱包されているか
・ショールームでの説明と、工場での作り方がどうつながっているか
「ここなら、少し背伸びしながら成長していけそうか」という視点で、自分の目で確かめてみてください。