「MAKE THE BEST」に込めた、本当の意味
常磐精工が掲げる「MAKE THE BEST」は、単なるキャッチコピーではありません。「その時代における最高を、自分たちの手でもう一度更新し続ける」という、ものづくりメーカーとしての約束です。代表・喜井は「看板は街に長く残るからこそ、妥協のある製品は世の中に出したくない」と語ります。価格競争に巻き込まれるより、「品質」「安全性」「使い勝手」で真っ向から勝負する。その姿勢を従業員一人ひとりが共有し、毎日の改善や技術検証に落とし込んでいくための、行動指針としてのスローガンでもあります。
自立型看板という“ニッチトップ”市場に挑む理由
常磐精工は、店舗前のA型看板や施設内のポールサインなど「自立型看板」に特化してきました。巨大マーケットではなく、あえてニッチを深く掘るのは、「便利で安全な社会」を現実的に実現できるフィールドだからです。転倒しにくい構造、視認性の高い表示、メンテナンスのしやすさなど、細部の工夫が事故防止や売上アップに直結します。創業57年で蓄積したノウハウを活かし、海外の安価品では満たしにくい要望に応え続けることで、「この領域なら常磐精工」と指名される存在を目指しています。
「1台からのオーダーメイド」とスタートアップ共創の裏側
自社工場で設計・加工・組立・出荷まで完結できる強みを活かし、「1台からのオーダーメイド」に対応していることも常磐精工の特徴です。例えば、商業施設の限定イベント向けに、短期間だけ使う特殊サイズのボードスタンドを設計したり、スタートアップと共同で、アルミフレーム技術を応用した新しいプロダクトの試作を行ったりしています。既製品のカタログにない要望に応えるプロジェクトでは、若手も仕様検討や図面作成、試作立ち会いに関わることが多く、「自分のアイデアが形になり、現場で使われる」経験を積みやすい環境です。
若手のアイデアが事業になるまでのプロセス
喜井が特に重視しているのは、「現場発のアイデアが、きちんと事業検討のテーブルに乗ること」です。社内では、営業や製造、総務など職種を問わず、新商品の企画案を募り、簡単なコンセプトシートとラフスケッチから検討を始めます。その後、工場の技術スタッフと一緒に実現性やコストを確認し、必要に応じて試作品を少量製造。ショールームでの反応や得意先の意見を踏まえて改良を重ね、量産可否を判断します。このプロセスに若手が初期段階から関われることで、「考える力」「伝える力」「つくり込む力」が一体的に鍛えられます。
ショールーム・工場・技術資料室が支える成長環境
常磐精工の本社には、約50種類の看板やディスプレイ什器を展示したショールームがあります。ここで顧客に説明しながら、LEDの明るさやポスター交換のしやすさなどを自分の目で確かめることで、「何がユーザー価値になるのか」を体感的に学べます。また、NC切断機やオリジナル専用機が並ぶ工場、57年分の試作品や過去製品を収めた技術資料室も公開されており、ものづくりの全工程と歴史をセットで理解できる環境です。机上の設計だけでなく、実物を見て触れ、改善点を考える経験が、成長スピードを大きく高めています。
「誇れるものづくりキャリア」が育つ会社とは
喜井が描くキャリア像は、「自分が関わった製品を、家族や友人に自信を持って紹介できる人」です。そのために常磐精工では、職人技に依存しすぎない設備投資を行い、未経験でも基礎から学べる環境を整えています。一方で、細かな仕上げや構造工夫など、人の目と手でしか積み上げられない部分も大切にしています。大量生産の部品の一部ではなく、「街の風景をつくる看板」を丸ごと手がける経験は、自分の仕事の影響範囲を実感しやすく、長期的なやりがいにつながります。
常磐精工で活躍しやすい人のチェックリスト
常磐精工に向いているかを考えるための自己分析のヒントとして、以下を参考にしてみてください。
- 完成品を自分の目で見て、手で触れる仕事が好き
- 細かな改善を積み重ねていくことにやりがいを感じる
- ニッチな分野で「この領域なら任せて」と言える専門性を持ちたい
- お客様の声や現場の反応を踏まえて製品を良くしていきたい
- チームで試作・検証を重ねながら、新しいものをつくるのが楽しい
これらにいくつか当てはまるなら、「MAKE THE BEST」を合言葉に、誇れるものづくりキャリアを描きやすい環境だといえます。