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BtoBメーカーの「営業職」は何を売っている?看板営業の1案件ができるまでをストーリーで解説

ショールーム提案 , 工場連携 , 法人営業 , 看板制作 , 顧客課題解決

2026.04.24

新規問い合わせから始まる「1本の看板」の物語

常磐精工の営業の1日は、電話やメールでの問い合わせから動き出します。例えば「商店街で初めてカフェを出店するので、集客できるA型看板が欲しい」という相談。ここで営業がまず行うのは、業種・立地・通行量・ターゲット層・オープン時期などのヒアリングです。
「いくらの看板を売るか」ではなく「このお店の集客に何が必要か」から考えるのがポイント。既存カタログ商品だけでなく、オーダーメイドの可能性も含めて、ゴールをお客様と共有するところから案件が始まります。

ショールームで「見て・触って」一緒につくる提案

次のステップはショールームへの来社。約2,000種から選んだ看板・ポールサイン・スタンドなどを、実物を見ながら比較してもらいます。営業はLEDの明るさ、視認性、ポスター交換のしやすさ、重りの有無などを実演しながら説明。
お客様は「夜でも目立つか」「女性スタッフだけで動かせるか」など、カタログだけでは判断しにくい点を体感できます。ここで営業は、専門用語をかみ砕き、選択肢を整理しながら、最適な組み合わせを一緒にデザインしていきます。

図面・仕様のすり合わせと「つくり手」への橋渡し

方向性が固まったら、サイズや設置位置、カラー、ロゴの入れ方などを具体化します。標準品なら図面や仕様書をもとに微調整、オーダーメイドなら技術チームと連携しながら設計を進めます。
営業の役割は「お客様のイメージ」と「工場が形にできる条件」をすり合わせること。安全性や耐久性の観点から、構造や素材の提案をし直す場面もあります。価格や納期もここで固まり、「この看板で行きましょう」という合意に至ります。

工場との連携で「図面」を「現物」に変えていく

受注が決まると、自社工場との密な連携が始まります。NC切断機やパネルソーでアルミ材をカットし、溶接や組立を経てフレームが形になります。営業は製造工程や混み具合を踏まえ、納期に無理がないかを随時確認します。
必要に応じて現場を訪れ、試作品のチェックや細部の調整を依頼することも。職人の知見を吸収しながら、「初出店に間に合わせたい」「オープン日に必ず届けたい」というお客様の思いを現場に伝えるのも営業の重要な仕事です。

納品・設置確認と、その後に続く「看板の人生」

完成した看板は梱包され、現地へ出荷されます。営業は納期通りに届いたか、組立や設置に問題はないかを確認し、必要に応じて使い方をフォローします。オープン当日、通りに看板が立ち、人が立ち止まっている様子を見に行くこともあります。
その後も、ポスター差し替えや追加出店、リニューアル時の相談など、看板はお客様の事業の節目ごとに登場します。「最初の1本」から、10年単位で付き合いが続いていく――そこにBtoBメーカー営業ならではのやりがいがあります。

未経験でも活躍しやすい理由と、営業の難しさ

常磐精工の営業は、目に見えるモノと自社工場という強みを背景に、未経験でも成長しやすい環境があります。技術チームや製造現場にすぐ相談でき、ショールームで実物を使った提案も可能。既存顧客も多く、ゼロからの飛び込み営業に頼りきりではありません。
一方で、オープン日厳守のプレッシャーや、安全性とデザイン性の両立、限られた予算内での最適解など、判断が難しい場面も多い仕事です。その分、お客様と一緒に乗り越えた案件は、強い手応えとして残ります。

街中でできる準備と、提案トークの考え方

この仕事に関心がある人におすすめなのが「街中の看板観察」です。

  • 人が立ち止まっている看板と、素通りされている看板の違い
  • 昼と夜で見え方がどう変わるか
  • 動線のどの位置に、どんな高さで置かれているか

などを意識して見るだけで、「なぜこの形・サイズなのか」を考える習慣がつきます。

また提案トークは、「商品説明」ではなく「集客や安全面での課題→看板でどう解決するか」という順番で組み立てるのが基本。これを意識すると、どんな業種のお客様とも話しやすくなります。