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【写真で工場ツアー】57年続く“看板メーカー”の裏側をのぞき見!常磐精工のものづくりストーリー

NC加工技術 , アルミ加工技術 , 一貫生産 , 工場見学 , 溶接・組立

2026.05.07

アルミ材が「看板」になるまでの一貫生産フロー

工場に入るとまず目に入るのが、棚一面に並んだアルミ材。常磐精工では、ここから切断・加工・溶接・組立・検品・出荷までを自社で完結させています。
長尺のアルミ材がNC切断機でミリ単位にカットされ、穴あけや曲げ加工を経てフレームに。溶接で強度を出した後、パネルソーでボードを加工し、部品を組み付けて看板として完成します。
最後は検品担当がガタつきや傷、表示面の見え方まで細かくチェック。こうした一貫生産だからこそ、オーダーメイド1台からでも、品質を揃えて届けることができます。

NC切断機・専用機が支える「精度」と「働きやすさ」

ものづくりの心臓部ともいえるのがNC切断機やNCボール盤。図面データを入力すれば、自動で正確にカット・穴あけが行われ、誰が操作しても同じ精度を出せるのが強みです。
常磐精工には、自社開発の「看板枠組専用機」もあり、A型看板などのフレームを効率よく組み立てられるよう工夫されています。
熟練者の経験値を“機械に落とし込む”ことで、未経験者でも安全に扱える環境を整備。若手がベテランの横で操作を覚えながら、少しずつ段取りや品質の見極めを身につけていきます。

職人技が光る溶接・組立と「MAKE THE BEST」の現場

アルミフレームの溶接・組立エリアでは、火花こそ少ないものの、職人の手元は常に忙しく動いています。スポット溶接機で接合部を固め、寸法を測りながら歪みを抑える作業は、まさに経験の積み重ねがものを言う工程です。
一方で、作業手順書や治具(固定するための道具)を整えることで、「誰がやっても同じ品質」に近づける工夫も。
常磐精工が掲げるスローガン「MAKE THE BEST」は、この現場で日々更新されており、「昨日より少し良く」が当たり前の文化として根づいています。

安全衛生用品とスタートアップ案件に見る「社会課題」との接点

工場内には、看板だけでなく、飛沫防止パーテーションや消毒液スタンドなどの安全衛生用品の製造ラインもあります。コロナ禍以降、店舗や病院からのニーズに応える形で生まれた製品群です。
また、スタートアップ企業から「こんなアルミフレームが作れないか」と試作相談を受けることも。NC加工機やミーリングマシンを活かし、試作→改善→量産まで伴走するケースもあります。
「看板メーカー」ながら、社会の困りごとを形にする“ものづくりパートナー”としての役割も担っているのが特徴です。

ショールーム・技術資料室で感じる57年の歴史

工場に併設されたショールームには、2,000種以上のラインナップから厳選した約50種類の看板が並びます。LED内照式サインの明るさや、ポスター交換のしやすさ、サイズ感などを実際に「見て・触れて」確かめられる空間です。
さらに、技術資料室では、過去のカタログや図面、初期モデルの実物などを閲覧可能。1967年の創業以来、街の風景を支えてきた歴代製品から、常磐精工の技術とデザインの変遷が伝わってきます。
製造現場とショールームを行き来することで、「つくる」と「使われ方」が一本につながって見えてきます。

工場見学でチェックしたい3つのポイント

見学に行くなら、次の3点を意識すると、ものづくりのリアルがより立体的に見えてきます。

  • 工程ごとの「人と機械の役割分担」…どこまで自動化され、どこに職人技が活きているか
  • 作業者同士のコミュニケーション…段取りや改善の相談がしやすい雰囲気か
  • 完成品のチェック方法…どのレベルまで品質基準を徹底しているか

アルミ材から看板になるまでの流れを追いながら、こうした視点で現場を見ると、「MAKE THE BEST」が単なるスローガンではないことが実感できるはずです。

見学時に聞くと“通”な質問リスト

工場見学で一歩踏み込んだ会話をしたいときは、次のような質問を用意しておくと、現場のこだわりや仕事の面白さが見えやすくなります。

  • 「この工程で一番ミスしやすいポイントと、その対策は何ですか?」
  • 「最近導入した設備で、現場がいちばん助かっているものは?」
  • 「新人の方が最初に任される作業と、その理由は?」
  • 「過去の製品で、“これは印象に残っている”というものはありますか?」

こうした問いかけを通じて、図面には載らない工夫や、街中に立つ看板1台1台に込められたストーリーが、よりリアルに感じられるでしょう。