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仕事のこと

ショールーム担当のシゴト図鑑:お客様と一緒に“お店の顔”をつくる提案営業ってこういう仕事

ショールーム営業 , スタートアップ共創 , チェーン店標準化 , 店舗集客支援 , 看板・サイン計画

2026.07.07

ショールーム担当の役割:売るより「一緒につくる」仕事

ショールーム担当は、来館されたお客様の「こんなお店にしたい」「ここを安全にしたい」という思いを、具体的な看板の形にしていく仕事です。単に商品ラインナップを説明するのではなく、業種・立地・営業時間・ターゲット層などを聞き取りながら、「集客」と「安全」の両面から最適なスタンド看板やポールサインを提案します。
常磐精工では2,000種以上の中から選んだ約50種類を展示し、「見て・触れて・比べて」もらえる場を用意。担当者はその“通訳”として、サイズ感、重量、LEDの明るさ、ポスター交換のしやすさなど、カタログだけでは伝わらない情報を噛み砕いて伝える役割を担います。

個人店オーナー編:初めての「お店の顔」を一緒に考える

個人経営のカフェオーナーが「初めてのA型看板」を探しに来たケースでは、まずお店の雰囲気や客層、通りの人通りを丁寧にヒアリングします。
たとえば「夜は暗くなる路地なので目立たせたい」という声には、LEDタイプと非発光タイプを並べて点灯し、どれくらい見え方が違うかを外の明るさを想定しながら比較してもらいます。
さらに、通路幅を聞きながら実物を通路幅に見立てて配置し、「椅子をここに置くなら、この横幅が安心ですね」と動線まで一緒に確認。価格やデザインだけでなく、「毎日の出し入れや書き換えのしやすさ」まで含めて、長く付き合える一台を一緒に決めていきます。

チェーン店担当者編:全国で使える「標準仕様」を設計する

全国展開するチェーン店の担当者が来館する場合、テーマは「標準仕様づくり」です。まず、ブランドカラーやロゴサイズ、掲示内容のパターンを確認し、ポスタースタンドやパネルスタンドを複数並べて、統一感と視認性を比較します。
「全国の店舗で誰が使っても同じ見栄えになるか」「パーツ供給やメンテナンスが続けやすいか」といった運用面の課題も重要です。そこで、自社工場ならではのパーツ供給体制や、在庫・生産の安定性もセットで説明。1台のサンプルから、数百店舗展開を見据えた標準セットを一緒に設計していくのも、ショールーム担当ならではのダイナミックな仕事です。

スタートアップ編:アルミフレームで“まだない什器”を形にする

「こんな展示什器をつくりたい」と、図面レベルでは固まっていないアイデアを持つスタートアップも訪れます。この場合は、既存のディスプレイスタンドやアルミフレームを触ってもらいながら、「ここを少し高くする」「ここにパネルを追加する」といった感覚的な要望を、その場で仕様イメージに落とし込んでいきます。
技術資料室や工場見学を組み合わせ、自社の加工範囲や強度の考え方も共有することで、「それなら試作してみましょう」という共創モードに入っていきます。単なる発注者とメーカーではなく、「プロトタイプ開発のパートナー」として並走できるのが、この仕事の大きなやりがいです。

ショールームで使う具体的な工夫:見え方・サイズ感・使い勝手

提案の説得力を高めるために、ショールームでは次のような工夫を行います。
・LED看板は照度の違うモデルを並べ、距離を変えながら「どこまで読めるか」を一緒に確認
・A型看板は実際の歩道幅をテープで床に再現し、通行人役になってすり抜けてもらう
・ポスターの入れ替えは、お客様自身にやってもらい「毎朝これを繰り返せるか」を体感してもらう
こうした体験を通じて、「なんとなく良さそう」ではなく、「自分のお店で使うイメージが具体的に湧いた」という納得感につなげていきます。

未経験でも活躍するための学び方と、経験の棚卸しテンプレート

ショールーム担当に専門知識は必須ですが、多くは入社後の学びで身につきます。基本は「製品知識」と「ヒアリング力」の掛け算です。
製品知識は、展示品を自分の手で出し入れし、「重さ・安定感・組み立て方」を体で覚えるところからスタート。ヒアリング力は、これまでの接客・販売・飲食・サービス業などの経験が生かせます。
面接でアピールしやすいよう、次の3点を書き出しておくと整理しやすくなります。
1)どんなお客様と接してきたか
2)どんな課題や要望を聞き出してきたか
3)そのために自分なりに工夫した伝え方・見せ方は何か
この「経験の棚卸し」が、自分にもチャレンジできる仕事かどうかを考えるヒントになります。