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太陽光パネルを“そらいす”へ。昭和製線のアップサイクル事業で未来志向のキャリアを描く

アップサイクル事業 , 品質改善文化 , 太陽光パネル再利用 , 環境配慮型プロダクト , 資源循環型ものづくり

2026.03.30

老舗の銅線メーカーが、なぜ太陽光パネルに挑むのか

昭和31年創業、大阪・富田林で銅線加工を続けてきた昭和製線株式会社は、基板用ジャンパー線や電線用導体など、電子部品・電線分野を支えるメーカーです。同社は「全社員が品質向上についての研究員である」という創業精神のもと、長年にわたり日本製ならではの品質と信頼性を磨いてきました。

そんな同社が、近年注力しているのが太陽光パネルのアップサイクル事業です。大量廃棄が見込まれる太陽光パネルを、ホワイトボードやテーブル、卓球台、そして屋外ベンチ「そらいす」へと生まれ変わらせる取り組みは、再生可能エネルギーの「その先」を見据えた挑戦と言えます。

代表の問題意識と「半年間の展示会」としての万博

代表の廣瀬康輔氏は、太陽光パネルの導入拡大の裏側で、寿命を迎えたパネルの大量廃棄が社会問題化することに強い危機感を抱きました。「お客様、社員とその家族を幸せにするために存在する」という企業の存在意義を考えたとき、環境負荷の高い廃棄を前提にした社会構造に、ものづくり企業としてどう向き合うべきかを自問したのが出発点です。

同社は太陽光パネルを「資源の塊」と捉え直し、解体・再組立ての試作を繰り返しながら、ホワイトボードやテーブルなどのプロトタイプを開発しました。大阪・関西万博を「半年間の展示会」と位置づけ、実際の使用環境での耐久性や安全性、利用者の反応を検証し、改良を重ねるプロセスそのものを事業開発の一部としています。

品質志向の文化がアップサイクル事業を支える

昭和製線は過去にクレーム多発と経営悪化を経験し、その立て直しの中で「真因を徹底的に突き止める」品質改善文化を築いてきました。工程の洗浄不足や条件のわずかな差異まで掘り下げる姿勢は、新規事業であるアップサイクルにもそのまま生かされています。

例えば、屋外ベンチ「そらいす」では、パネル強度や表面加工、固定方法など、利用者の安全と快適性に直結する要素が多岐にわたります。小さな不具合も見逃さず、原因を工程ごとに分析し、改善策をすばやく反映していく。こうした地道な積み重ねが、「環境に良い」だけでなく「安心して長く使える」製品づくりにつながっています。

文系・未経験でも関われる具体的な役割イメージ

アップサイクル事業は、ものづくり経験者だけの領域ではありません。たとえば次のような役割が想定されます。

  • 製品企画・マーケティング:自治体や教育機関、企業オフィスなど、どの現場でどのようなニーズがあるかを調査し、「そらいす」やホワイトボードの最適な仕様・導入シナリオを設計する。
  • 営業・プロジェクト推進:環境配慮型設備を検討する顧客に対し、アップサイクルの価値や導入効果を提案し、設置・運用までを伴走する。
  • 運用・改善サポート:設置後の使用状況をヒアリングし、不具合や改善要望を社内にフィードバックして次期モデルの改善に結びつける。

図面を引くスキルがなくても、顧客の声を丁寧に聞き取り、課題を整理し、社内外の関係者と協働して解決していく力があれば、環境ビジネスの前線で価値を発揮できます。

「自分なりの社会課題」を整理するためのヒント

昭和製線は、社員一人ひとりが「今やっていることは本当にお客様のためか」を自分事として考える姿勢を重視しています。応募を検討する段階で、次のような問いをノートに書き出してみると、自分の軸が明確になります。

  • 関心がある社会課題は何か(環境、教育、地域活性化など)
  • その中で、なぜ「廃棄」や「資源循環」が気になるのか
  • 自分のこれまでの経験の中で、「もったいない」と感じて行動したことは何か
  • 昭和製線の事業(銅線加工/アップサイクル)と、自分の関心はどこで接点を持てそうか
  • 3年後、アップサイクル事業でどのような価値を世の中に提供していたいか

これらを整理しておくことで、面談や選考の場で、自分がどのように昭和製線の一員として社会課題に向き合いたいのかを、具体的な言葉で伝えやすくなります。老舗メーカーの確かな技術基盤と、新たな環境事業への挑戦が交わる現場で、自分なりの未来志向のキャリアを描けるかどうかを、じっくりと考えてみてください。