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100年企業の挑戦——昭和製線が受け継ぐ伝統と変革のリアル

人材育成 , 品質向上 , 海外展開 , 老舗企業 , 銅線加工

2026.02.17

なぜ昭和製線は“今”成長を続けているのか

大阪府富田林市に本社を構える昭和製線株式会社。1920年の創業から実に100年以上にわたり、日本のものづくりを支えてきました。同社が長い歴史の中で、単なる「老舗」で終わることなく、今なお成長と進化を続けている理由は何でしょうか。本記事では、4代目・廣瀬康輔社長が語る伝統・技術・挑戦のリアルを、実例とともにご紹介します。

受け継がれる誇りと、時代を超える変革マインド

昭和31年10月に現行社名となって以来、ジャンパー線や鉛フリーはんだメッキ銅線など「銅線加工」の技術を磨いてきた昭和製線。事業所規模は20名と小さいながらも、基板用ジャンパー線や電子部品用リード線、電線用導体、編組用銅線など、多彩なラインナップを安定的に提供し続けています。

その伝統を守り育てる一方、「ゴールはない。挑戦し続けることが大切」という廣瀬社長の言葉通り、昭和製線は変化への対応力と柔軟な“行動力”を強みとしています。四代目の船出は決して順風満帆ではなく、社長就任初期には出荷量減少・利益低下・品質クレーム・設備老朽化といった困難に直面。沈みかけた船を再び浮上させた原動力が、「一人ひとりの考える力」と「とりあえずやってみる」フットワークでした。

伝統を支える技術力と徹底した品質主義

「全社員が品質向上についての研究員である」という創業からの精神を今も重視。製造現場では、工程内の極細な点まで徹底的に原因調査し、表面コーティング前の洗浄強化など真因追求を続けてきました。その地道な改善活動こそが、クレームを減らし顧客からの信頼を取り戻す礎となりました。

この姿勢は、時代を越えても色褪せることなく、社員一人ひとりが自分ごととして「品質・工程・お客様目線」に向き合う文化となっています。

「日本製」の信頼を武器に——東南アジアへの挑戦

経営復活の大きな転機が、東京の展示会での出会いでした。海外バイヤーたちが口々に「日本製でなければ困る」と語りかけてきたのです。品質への高い評価を実感した昭和製線は、2014年から東南アジアへの輸出を開始。現地ニーズを踏まえ、価格競争ではなく「信頼性」という価値で勝負する戦略を選びました。結果、海外市場での安定した売上形成につながり、10年にわたり持続的な海外進出を実現しています。

「とりあえずやってみる」精神から生まれる新規事業

挑戦する文化は、新しい領域にも。近年、昭和製線が力を入れているのが「太陽光パネルのアップサイクル事業」です。再生可能エネルギーの普及で一時脚光を浴びた太陽光パネルですが、使い終えたのちの大量廃棄が問題となっています。これを“別の形”で価値化する実験を通じて、ホワイトボード兼発電パネルやベンチ型発電所など、様々な商品開発・実証を重ねています。

2025年の大阪・関西万博ではアップサイクル太陽光パネルを使ったベンチ「そらいす」が会場に設置されています。社会課題の解決にも貢献し、実証データや顧客フィードバックをもとにビジネス化を目指している点も、昭和製線の新しい挑戦を象徴しています。

「考えて動ける人材」が企業の価値を創る

昭和製線に根付くのは、ただ技術力があるだけではありません。「人間力」——相手のためを思い、周囲に好影響を生み出す力——を重視しています。やらされる、ではなく「自分ならどうするか」と考え、主体的に仕事へ向き合う姿勢。毎日の声かけ、前向きな社内コミュニケーションで、環境を整え、一人ひとりの成長を支援しています。

人が育つ風土があるからこそ、強い個性や行動力が生まれ、小さな組織でも大きな変化に立ち向かうことができます。

伝統と革新が共存する職場~「やりたい」を形にできる現場~

昭和製線では、「とりあえずやってみる」という行動力が大切にされているため、若手もベテランも自由に発言し、新たなことにチャレンジできる雰囲気があります。自分のやりたいことを会社の中で実現するための道を探れる環境こそが、ひいてはお客様や社会のためになるという信念があります。この姿勢が企業の成長エンジンそのものと言えるでしょう。

未来につなぐ、100年企業の次なる一手

今後は、安定した本業(同線事業)の収益基盤を維持・強化しつつ、新たな分野への投資・仕組みづくりを推進する計画です。伝統技術を活かしながら社会の変化を前向きにとらえ、小さな挑戦を積み重ねることで、これからも「世の中に必要とされる企業」を目指していきます。

【まとめ】老舗は止まらない——変化を楽しむ現代型ものづくり

昭和製線株式会社の成功の本質は、「問題の本質に向き合うこと」「信頼を積み重ねること」「恐れず挑戦し続けること」に集約されます。世の中の多様な価値観や変化を柔軟に受け入れ、一人ひとりの力を信じて推進してきたからこそ、100年以上経った今なお、新しい価値を生み出し続けるのです。自ら行動したい方、自分のアイデアを形にしてみたい方には、昭和製線の職場が大いに魅力的に映ることでしょう。より詳しい情報は昭和製線株式会社の公式ホームページもぜひご覧ください。