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100年企業のDNA ―伝統を守り革新に挑み続ける昭和製線の底力

ものづくり精神 , 人材育成 , 再生エネルギー , 品質向上 , 海外展開

2026.02.02

伝統と革新、その両立に挑む昭和製線の歩み

大阪府富田林市に本社を構える昭和製線株式会社は、ジャンパー線や鉛フリーはんだメッキ銅線の製造を中心とした事業で、創業から100年以上の伝統を築き上げてきました。4代目社長である廣瀬康輔氏が語る同社の経営は、「変わらぬ挑戦」と「着実な進化」が両立しています。本記事では、経営者インタビューをもとに、老舗企業がどのように伝統を守り、新たな時代の課題を乗り越えてきたのか。その底力に迫ります。

企業概要から見える昭和製線の姿勢

昭和製線株式会社は、1956年(昭和31年)設立。前身は1920年設立の平野電線製造所で、そのDNAを受け継ぎながら半世紀以上にわたり進化を続けてきました。ジャンパー線や電子部品用リード線に加え、基板用・編組用の銅線を製造。社員20名という小規模ながらも、堅実なものづくりと柔軟なチャレンジ精神が特徴です。

経営再建のカギは「品質」と「原点回帰」

経営者として廣瀬氏が向き合った最初の課題は、業績不振と品質クレームという二重苦でした。「全社員が品質向上についての研究員である」という創業時からの精神に立ち返り、丁寧な原因追及と改善活動に着手。例えば同社の表面コーティング技術では、わずかな洗浄不足が品質に直結するため、工程ごとの見直しと徹底した管理強化を実践しました。これがクレームの減少と信頼回復につながりました。

「絶えざる進化」を支える意識改革

顧客満足を追求するために必要なのは、社員一人ひとりの「自分ごと発想」。昭和製線では、言われたことだけをこなすのではなく、お客さまの目線で価値を考える主体性が求められます。この意識改革が、長い歴史を持つ同社が時代の変化にも強くしなやかに対応できる理由の一つです。

時代を切り拓く柔軟性 ―「とりあえずやってみる」力

昭和製線の大きな転機となったのは、展示会への出展が海外展開のきっかけになったことでした。元々は商売の厳しさから苦しみぬいた経営環境でしたが、海外バイヤーから「日本製の信頼性」が買われ、2014年から東南アジアへの輸出をスタート。小規模ゆえの決断力とフットワークこそが、売上V字回復の原動力となりました。変化が早い時代に「まずやってみる」柔軟さが、老舗にもたらしたイノベーションです。

強みを磨いて現場を育てる

長年にわたり蓄積されたコーティング技術や、製造ラインでの工程改善は同社のコアコンピタンス。小規模組織だからこそ現場の声が経営に届きやすく、人材の育成や品質文化が企業成長を下支えしています。入社後も現場改善や新規開発に現場発信で携われる環境は、成長したい方に大きな魅力となります。

新たな挑戦 ― 太陽光パネルのアップサイクル事業

変化を恐れない昭和製線は、再生可能エネルギー分野にも新たな一歩を踏み出しています。太陽光パネルの大量廃棄問題を解決しようと、使用済みパネルをベンチやホワイトボードなどにアップサイクル。大阪・関西万博では、CO2削減に貢献するベンチ型発電所「そらいす」を展示。実験的な取り組みを通じて、顧客や社会からのフィードバックを事業成長へとつなげています。

働きがいと未来志向のカルチャー

昭和製線が重視するのは、人間力のある社員の育成です。「相手を思いやる言動」「周囲に好影響を与える力」を評価し、挑戦と成長ができる“環境”づくりに注力しています。前向きな声かけを通じたチームワークの強化や、前例のない改善活動へのチャレンジ精神が、働く喜びと会社の活力を生みます。

求職者へのメッセージ ―伝統も変化も楽しめる場所

老舗企業=保守的というイメージを覆し、昭和製線は「伝統を守りつつ挑戦し続ける」ことで時代をサバイブしています。安定した本業基盤に加え、新規事業にも積極的に挑む現場は、変化を楽しみながら自身を成長させたい人にとって、理想的なキャリア環境です。

「やりたいことを、とりあえずやってみる」気持ちさえあれば、100年企業の歴史と質に裏付けられた新しい成長がきっと実現します。現場での地道な改善から、アップサイクル×社会課題解決まで、一人ひとりの挑戦が会社の未来を築くのです。

まとめ ― 持続可能な成長は「学び」「気づき」「挑戦」から生まれる

昭和製線株式会社は、伝統に甘んじることなく、常に自らの未来を更新し続けてきました。品質と現場力を武器に、柔軟な変革を恐れず、社員一人ひとりが主役となって新たな価値を生み出しています。100年企業の底力と新しい働き方、あなたもぜひ体感してみてください。

昭和製線株式会社公式サイト:https://www.showa-seisen.co.jp/