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【創業100年の製造ベンチャー?】昭和製線が「小さな規模×高い技術力」で選ばれる理由

中小製造業 , 太陽光パネル再利用 , 東南アジア展開 , 表面コーティング技術 , 銅線加工

2026.03.06

100年企業なのに“ベンチャー感”がある理由

大阪府富田林市に本社を置く昭和製線株式会社は、電子部品用ジャンパー線や鉛フリーはんだメッキ銅線など、銅線の加工を専門とするメーカーです。前身の平野電線製造所創業から数えると100年以上、現在の社名になってからも約70年という歴史を持ちながら、従業員はわずか20名。大企業でもベンチャー企業でもない、「小さくて強い製造業」として独自の存在感を発揮しています。

同社の企業理念は「全社員が品質向上についての研究員である」。老舗らしい品質志向をベースにしつつ、「とりあえずやってみる」チャレンジ精神を重ねることで、新しい事業にも踏み出しています。

主力事業:表面コーティング技術で選ばれる銅線メーカー

昭和製線のコア技術は、銅線の表面にスズや鉛フリーはんだを安定してコーティングする技術です。基板用ジャンパー線、電子部品用リード線、電線用導体や編組用銅線など、電子機器の内部で使われる導体を一貫加工しています。

一時は出荷量の減少やクレーム増加に悩まされましたが、原因調査に徹底的に向き合い、洗浄工程など細部の見直しを継続。結果として品質が大きく向上し、「日本製として信頼できる材料」と国内外で評価されるようになりました。

東南アジア輸出で広がる市場

転機となったのは、東京ビッグサイトの展示会への出展です。自社製品を並べて紹介したところ、台湾・香港・東南アジアの来場者から「自国製ではなく日本製の銅線を使いたい」という声が相次ぎました。

当初はテスト的に販売を開始したものの、品質と価格のバランスが評価され、2014年から東南アジア向け輸出が本格スタート。現在も安定した受注が続き、インドなど新たな市場も見据えています。100年企業でありながら、海外市場をこれから攻めていくフェーズにある点が特徴です。

大阪・関西万博で挑戦する太陽光パネルのアップサイクル

新規事業として取り組んでいるのが、太陽光パネルのアップサイクルです。FIT制度終了に伴い大量廃棄が懸念される産業用パネルを、ホワイトボード兼発電パネル、テーブル、卓球台、そしてベンチ型の小型発電所「そらいす」などに再生する試みを進めています。

「そらいす」は大阪・関西万博の会場に設置され、日よけ・充電・休憩スペースとして来場者を支えています。この半年間を実験の場と捉え、利用状況のデータや来場者の声をもとに改良を重ね、将来の事業化を目指しています。

20名規模だからこそ得られる「安定」と「成長機会」

昭和製線の魅力は、銅線という生活インフラを支える安定した事業基盤と、東南アジア輸出や太陽光パネルアップサイクルのような新しい挑戦が、同じ職場で同時に進んでいる点です。

従業員20名という規模感のため、一人ひとりの役割は幅広く、現場改善や新製品アイデアがそのまま会社の変化につながります。社長との距離も近く、自分の意見が経営に反映されるスピード感は、大企業では得にくい環境です。

こういう人が昭和製線で活躍できる

同社が大切にしているのは「人間力」、すなわち「相手を思いやる言動を通じて周囲に好影響を与える力」です。具体的には、次のような人が活躍しやすい環境だと言えます。

  • 言われたことだけでなく「お客さまにとって本当に良いか」を自分ごととして考えられる人
  • 小さな不具合や違和感に気づき、原因を探ることを面倒がらない人
  • 規模の小ささを活かして「とりあえずやってみる」行動ができる人
  • ものづくりやエネルギー、インフラを支える仕事に地道に向き合える人

応募前に準備しておきたい伝え方・自己PRのコツ

昭和製線のような製造業を志望する際は、専門知識よりも「姿勢」の伝え方が重要です。例えば、次のポイントを整理しておくと評価につながりやすくなります。

  • ものづくりへの興味:身の回りの家電や電子機器など、「中でどんな部品が働いているのか」を考えた経験や、分解・修理が好きだったエピソードなどを具体的に話す。
  • 改善への取り組み経験:アルバイトや前職で、ミスやトラブルの原因を調べ、手順や仕組みを変えて良くした経験があれば、「原因→行動→結果」の順で簡潔にまとめる。
  • チームでのコミュニケーション:相手を思いやった声かけや情報共有で、周囲が仕事をしやすくなった具体的な場面を挙げる。

こうした「自分ごととして考え、行動し、周囲に良い影響を与えた経験」は、昭和製線が重視する人間力と重なります。規模は小さくても歴史と技術力のある環境で、自分の手で会社の次の100年をつくっていきたい人にとって、挑戦しがいのある職場と言えるでしょう。