採用メディア発信サイト

会社のこと

「もったいない」をビジネスにする会社──レザーアートの安定経営とサステナブルな成長戦略に惹かれる理由

サステナブル消費 , リペアビジネス , 安定経営 , 職人技術 , 革製品修理

2026.05.29

景気に左右されにくい「リペア市場」という選択肢

転職で「安定性」を重視するなら、そもそも参入している市場の性質を理解することが重要です。レザーアートが属するのは、新品販売ではなく「修理・リペア」の領域。景気が良いときは高級バッグやシューズの購入が増え、修理需要も拡大。景気が悪いときは「今あるものを長く使う」意識が高まり、やはり修理ニーズが増えます。景気の波に左右されにくい構造を持つのがリペアビジネスの特徴です。さらに、サステナブル消費や「大量生産・大量廃棄を見直す」流れとも相性がよく、今後もニーズが縮小しにくい分野と言えます。

1961年創業、年商8億円。堅実な「安定基盤」

企業の安定性を測るうえでわかりやすい指標が「歴史」と「規模」です。レザーアートは1961年創業、半世紀以上にわたり革製品リペア一筋で事業を継続してきました。本社は大阪府八尾市、資本金1,000万円、従業員は約100名。年商は8億円規模と、ニッチ市場ながら着実に売上を積み上げています。海外有名ブランド各社や全国百貨店、輸入商社などとの継続的な取引に支えられており、「一時的なブームに乗った会社」ではなく、時間をかけて信頼と実績を築いてきた会社だとわかります。

輪ゴム1本も無駄にしない。「もったいない」が文化

レザーアートの特徴的なカルチャーが、「もったいない精神」を徹底して大切にしていることです。輪ゴム1本、クリップ1つにいたるまで無駄にしないという姿勢は、一見すると些細な話に聞こえるかもしれません。しかし、ここには「限りある資源を大切に使う」「小さな約束やルールも守り抜く」という価値観が凝縮されています。ブランドバッグやシューズを「捨てずに直して使う」ビジネスそのものがサステナブルであると同時に、社内の細部のオペレーションにも同じ思想が浸透している点が、長期的な安定経営を支える土台になっています。

100人の職人集団が生む「どこを直したかわからない」技術

レザーアートには東京・大阪あわせて約100人のスタッフが在籍し、その多くが職人として現場で腕を振るっています。同社が目指すのは、単に壊れた部分を直すのではなく「どこを修理したかわからないほど自然な仕上がり」。世界トップレベルのブランドが認めるクオリティを保つため、補強・ミシン・仕上げなど工程ごとに専門チームを編成し、1点ずつ状態を見極めながらベストな方法を選択します。「同じ破損は一つとしてない」ため、毎日が新しい課題との出会い。職人にとっては、安定した需要と同時に、飽きないやりがいが両立する環境です。

「価値あるものを未来につなぐ」理念とやりがい

同社が掲げる理念は「価値あるものを未来につなぐリペア企業」。ここでいう「価値あるもの」は、①持ち主の思い出の価値、②ブランド品としての価値、③職人の技術・知識の価値、④資源としての価値の4つに整理されています。愛着のあるバッグやシューズを直すことは、単にモノを延命するだけではなく、持ち主の記憶やブランドへの信頼を守る行為でもあります。「使いたいのに使えない」を「また使える喜び」に変えることが、仕事のゴール。自分の手仕事が誰かの日常と感情にしっかり結び付いている実感は、長く続くやりがいにつながります。

長く働ける会社を見極める転職チェックリスト

レザーアートをはじめ、転職先の「長期安定性」を見極める際には、次のような観点が有効です。

  • 創業年・事業継続年数(10年を超えて一貫した事業を続けているか)
  • 主力事業が景気やトレンドに左右されにくいか
  • 取引先が特定の1社に偏りすぎていないか
  • 売上規模と従業員数のバランス(無理な拡大をしていないか)
  • 「約束を守る」「ムダを出さない」など、地に足のついた価値観を持っているか

レザーアートの場合、リペアという市場特性、60年以上の歴史、多数のブランド・百貨店との取引、そして独自の企業文化が、安定性の根拠になっています。

面接で「安定性への不安」を率直に聞くコツ

安定して長く働けるかどうかは、求人票だけでは判断できません。面接時には、具体的な質問で企業の考え方を確かめることが重要です。例えば、

  • 「過去10年の売上推移や、コロナ禍での影響と対応を教えてください」
  • 「主力の取引先や業界構成比はどのようになっていますか」
  • 「今後5〜10年で重視している成長戦略を伺えますか」
  • 「御社が考える『約束を守る』とは、具体的にどのような行動を指しますか」

といった聞き方をすると、数字とストーリーの両面から会社の安定性や姿勢が見えてきます。レザーアートのように、理念や文化を自分の言葉で説明できる会社かどうかも、一つの判断材料になるでしょう。