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創業60年以上、年商8億円。レザーアートが「家族を養える職人の職場」と言える理由

BtoBビジネスモデル , サステナブル経営 , 組織的ものづくり , 職人の安定雇用 , 革製品修理

2026.05.21

1961年創業・年商8億円が示す「職人の安定性」

1961年創業、現在は年商8億円規模。レザーアートの安定性は、まずこの数字に表れています。景気やトレンドに左右されやすいアパレル業界において、60年以上途切れずに黒字経営を続け、100名規模の組織へと成長してきました。インポートバッグや革製品の修理というニッチな専門分野に特化し、国内外の有名ブランドや商社、百貨店から継続的に依頼を受けることで、年間を通じて安定した受注を確保。売上と仕事量が安定しているからこそ、職人が生活設計を立てやすい環境が整えられています。

海外ブランド・百貨店に選ばれるビジネスモデル

レザーアートは、海外有名ブランド各社、輸入商社、全国百貨店、インポートブティックなど、BtoBを中心に取引を展開しています。一般消費者からの単発依頼だけでなく、ブランド側からの継続的なリペア委託を受けることで、長期的な仕事量を確保している点が特徴です。1点ものから大量ロットまで対応し、ブランドの品格を損なわない仕上がりで信頼を獲得。修理後のクレーム低減やブランド価値の維持に貢献するパートナーとしての立ち位置が、職人の安定した仕事と収入につながっています。

100名規模で「納期と品質」を守る組織体制

総勢約100名のプロフェッショナル・クラフトマンが在籍し、補強・ミシン・仕上げなど、工程ごとに専門チームを編成。個人の腕だけに頼るのではなく、「組織力」で大量案件にも対応できる仕組みを構築しています。創業者の教えである「どんな事情があっても約束を守る」を受け継ぎ、納期厳守は全社共通の最優先テーマ。営業と現場が密に連携し、忙しい時期でも計画的に仕事を振り分けます。個人の残業に頼るのではなく、チーム全体で仕事量を平準化することで、無理のない働き方と安定した収入を両立させています。

「もったいない精神」が支える堅実な経営

レザーアートの経営哲学の根底にあるのが、「ものを長く大切に使う文化」と“もったいない精神”です。輪ゴム1本、クリップ1つから無駄を出さないという徹底したコスト意識は、一見細かいようでいて、長期的には企業体力を支える大きな要素になっています。他社が生み出したバッグやシューズにも敬意を払い、資源としての価値を未来へつなぐ姿勢は、時代が求めるサステナビリティとも合致。派手さよりも堅実さを重んじる経営方針が、景気の波に左右されにくい安定収益と、職人が安心して働ける土台を生み出しています。

家族に誇れる「ファミリーデー」とオープンファクトリー

「家族を養える職場」であるためには、数字だけでなく「家族に胸を張って話せる仕事」であることも重要です。レザーアートでは、工場を家族に開放するファミリーデーやオープンファクトリーを実施し、普段は見えない職人の仕事を間近で見てもらう機会を設けています。細かな手作業が連続する現場を前に、「こんなに繊細な仕事をしているんだ」と驚かれることも少なくありません。家族からの「すごいね」という言葉が、職人自身の誇りとなり、長く働き続けるモチベーションへとつながっています。

「家族を養える職人の職場」を選ぶためのチェックポイント

職人として腰を据える職場を選ぶ際は、次のような点を確認すると、安定性の見極めに役立ちます。

  • 創業からの年数と直近の売上規模
  • BtoB取引先(ブランド・百貨店など)の有無と継続性
  • 個人の技量頼みではなく、チーム・組織で仕事を回す体制か
  • 納期・品質に関する明確な方針と品質管理の仕組み
  • 家族に仕事を見せられるイベントや社内外との開かれた関係性

これらを満たす職場であれば、「職人=不安定」というイメージを超え、家族を安心して支えられるキャリアを築きやすくなります。